マツダのワークスドライバーとして、ツーリングカーレースやル・マン24時間などのさまざまなレースで活躍し、一時代を築いたドライバー、片山義美さんが亡くなっていたことが9日分かったが、スーパーGT第1戦が開催された岡山国際サーキットで、高橋国光TEAM KUNIMITSU総監督、星野一義TEAM IMPUL監督というふたりに片山さんについて聞くことができた。

 片山さんといえば思い出されるのが、1970年代初期のニッサン・スカイラインGT-Rとマツダ・サバンナRX-3の激闘。このなかで、GT-R勢の主力ドライバーだったのが、高橋国光総監督だった。片山さんと同様、二輪で海外を経験している人物でもある。

「僕は岡山に入ってからうかがいました。本当に残念ですし、昔の華やかなレースのなかで、すごく頑張ってこられた方。僕もそうですが、二輪でも四輪でも戦ってこられた方がどんどんいなくなっているのは寂しいです」と高橋総監督。

「ハコスカのGT-Rとサバンナで戦っていましたが、僕たち自身はあまりメーカー意識というのはなかった。当時は早くそのクルマを乗りこなさなければと思っていましたし、今と比べると、クルマの完成度は低かった。でも、当時のベストを尽くしてクルマを作って、それを一般車に還元していくことをやってきました。今があるのも、昨日があるからだと思っています。言葉があまり見つかりません」

 また、片山さんは二輪時代、カワサキのチームである『神戸木の実クラブ』に所属していたが、その“後輩ライダー”だった星野監督は、「入院が長かったらしくて、10日ほど前に亡くなったことをうかがった」という。

「僕は後輩の立場で、片山さんには本当にお世話になったし、憧れでした。日本のモーターサイクル、そしてモータースポーツの黎明期からの発展に貢献された方。六甲(片山さんの伝説のひとつである、六甲山の峠道での修行)に行くのについていったりもしました」

「今はゆっくり休んでいただきたいですね。『ありがとうございました』と伝えたいです」

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