前半戦の圧勝が嘘のように苦戦を強いられているレッドブル、F1第15戦オランダGPではマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得したものの、第16戦イタリアGPでは6位と表彰台争いもできない状況になってしまった。F1スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーが2連戦のレース週末を語る。
————————————–

 夏休み明け以降の24年F1シーズンは、夏休み前のシーズンを鏡に写した反転画像のようだ。レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが指摘したように、「マクラーレンが最速のオールラウンドカーとなり、私たちを脅かしている」のである。

 マックス・フェルスタッペンは、21年、22年、23年と母国のザントフォールトでのレースを3連覇してきた。だが、今年のオランダGPをランド・ノリスに次ぐ2位で終えた彼は、「全力を尽くした結果がこれだった」と認めざるをえなかった。
 状況の変化の速さには、ただ驚かされるばかりだ。開幕戦のバーレーンと続くサウジアラビアでフェルスタッペンが圧勝したときには、このままレッドブル・レーシングが全勝してしまうのではないかと懸念する人さえいた。しかし、その後の開発競争ではライバルチームの方がペースが速く、効率も良かった。

 マックスは言う。「シーズン前半戦の方がクルマのハンドリングは良かった。タイヤマネージメントにも問題を抱えている。以前はそれが僕らの強みのひとつだったのに、まったくわけがわからないよ」

 時として、一歩前に進むためには、一歩退かねばならないこともある。レッドブル・レーシングはモンツァでフロアの一部を旧仕様に戻すという実験をした。以前のワーキングウインドウが広いクルマを取り戻すことを狙った試みだった。

ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります

または

本日のレースクイーン

林れむはやしれむ
2026年 / スーパーGT
Pacific Faries
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで