2017年5月15日
プレスリリース

2017 スペイングランプリ 決勝

■メルセデスのルイス・ハミルトン、異なるタイヤ戦略で大接戦を制す

■2ストップが主流となった中、ザウバーのパスカル・ウェーレインが1ストップ戦略でポイント獲得

■高い性能を示したミディアムタイヤ、摩耗とデグラデーションは抑制され、高温下での高速レースの鍵となる

2017年5月14日、ムンマロー

 メルセデスのルイス・ハミルトンが、最後まで大接戦を繰り広げたフェラーリのセバスチャン・ベッテルを抑え、スペイングランプリを制しました。

 両ドライバーはともに2ストップ戦略を採りましたが、ハミルトンがソフト―ミディアム―ソフトと繋いだのに対し、ベッテルはソフト―ソフト―ミディアムと繋ぐ戦略を実行しました。

 異なる戦略を採った両ドライバーは、トラック上及びピットストップで激しく競り合いましたが、最終的にはスターティンググリッドの順番通りの結果となりました。温暖なドライコンディションが続き、レース終了時の路面温度は43℃でした。

 ミディアムタイヤでスタートした3名のドライバー中、トロ・ロッソのダニール・クビアトは、最終列からのスタートからミディアム―ソフト―ソフトと繋ぐ戦略を使用してポイント圏内でフィニッシュしました。

 ザウバーのパスカル・ウェーレインは、ソフトとミディアムをほぼ均等に使用する1ストップ戦略で8位(5秒加算ペナルティーを受けた結果)を獲得しました。

ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント

「ハミルトンは、第2スティントで使用したミディアムタイヤの低いデグラデーションと高い性能を活かして優勝しました。3位を獲得したダニエル・リカルドも同じ戦略を採りました」

「高い路面温度にもかかわらず、摩耗とデグラデーションは抑制されていました。ハミルトンがラスト2周時点で叩きだしたファステストラップが昨年よりも3.4秒以上速かったという事実が、これを裏付けています」

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