F1での長いキャリアを経て、今は現場から離れた生活を送っているが、豊富な情報源を持つニック・リチャーズ氏のコラム。裏情報を知る彼が、F1の政治問題をテーマに、独自のシニカルな視点で時事に切り込む。

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 パパイヤという果物は、英国の家庭ではあまり見かけない。つまり、我が家の食卓に上がることはほとんどないということだ。そして、長年勤めてくれている家政婦によれば(珍しく私から普通の質問をされて驚いていたが)、スーパーマーケットではあまり見かけず、地元の市場でもほとんど置いていないということだった。私自身が以前調べた時の記憶では、パパイヤは主にメキシコやブラジル産だが、インド、インドネシアなどその周辺地域でも採れる。だが、ヨーロッパや英国の果物ではない。

 私は、これまで世界各地の素晴らしいタイ料理店で青パパイヤのサラダを何度も味わってきたが、新鮮であっても、正直に言えば私の好みではなかった。家政婦にパパイヤサラダの作り方を知っているかと尋ねると、ぎょっとしていたので、「作ってもらおうとは思っていない」とあわてて付け加えると、心底ほっとした様子だった。国王陛下の島々に伝わるどんな料理でも完璧に作り上げる彼女だが、英国以外のものについては、それがヨーロッパ発祥の料理であっても、“異国の食べ物”として受け入れない傾向にある。

 私の月例の雑感を毎回読んでくれている読者なら、この話がどこへ向かっているかお分かりだろう。そう、今回は『パパイヤルール』の話だ。

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