2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP スタート直後のキミ・ライコネン(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)
2017年F1第8戦アゼルバイジャンGP スタート直後のキミ・ライコネン(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)

 熱くなるアイスマン。セブ&キミのダブルスコンビ関係からしても、“対メルセデス”戦闘意識は強まろう。友の敵は自分の敵だ。さらに、こうも考えられる。チームプレイヤーに徹する意志が強く、加入したばかりで単年契約のボッタスは、自分とチームのためにもより攻撃的になるだろう(あのバクーのターン2よりも)。今回の一件が、彼ら新旧“フライングフィン”の闘争心もかき立てる。

 F1ならではの総力戦、2対2のマッチレースを2000年代以降ほとんど見ることはなかった。1980年代のマクラーレン対フェラーリ、90年代のベネトン対ウイリアムズ……。リアルタイムでご覧になっていた方は、思い出せるのではないか。近年、見たことがなかった方にも緑美しいチロルの麓から口火を切る、今週のF1総力戦を目に実像化してほしい。

■今宮純が厳選するF1第9戦オーストリアGP 6つの見どころ
■キャッチポイント1
 有名なスパ・ウェザーと同じ、ここシュピールベルグ地方も寒暖差が大きい。朝晩10℃以下の日もあれば、日中30℃近い日もある。この温度差(路面温度)がフリー走行で得た事前データを狂わせる。現場タイヤ担当エンジニアには難しいレースのひとつ。

■キャッチポイント2
 レッドブルリンク開催4年目、毎年どこかで雨が落ちている。14年FP1、15年FP3、16年FP2と予選Q2、Q3。濡れ乾きコンディションにインターからドライへ、その混乱に乗じたニコ・ヒュルケンベルグが予選3位、ジェンソン・バトンが5位をさらった。

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