2017年の新規則下のF1マシンは、速くはなってもオーバーテイクがより困難になると危惧する声が多いが、マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエはその意見に反論した。

 F1はより速くアグレッシブなルックスを目指し、来年はよりワイドなタイヤを導入、ダウンフォースを増大させることで合意している。

■“オーバーテイク減少”懸念派の意見

 しかしダウンフォースを増やすことにより、前のマシンに近づくのが難しくなり、結果的にオーバーテイクが困難になると、ニコ・ロズベルグやルイス・ハミルトンら複数のドライバーたちが主張している。

「2017年には(規則変更によって)バトルがしやすくなるべきなのに、そうはならないと思う。ダウンフォースに妨げられるのは明らかだ」とロズベルグは述べ、大勢のドライバーたちが同意見だと明かしている。

2016年オーストラリアGP セバスチャン・ベッテルとニコ・ロズベルグ
2016年オーストラリアGP セバスチャン・ベッテルとニコ・ロズベルグ

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフもオーバーテイク減少を懸念しているひとりで、その根拠について次のように語っている。

「マシンはかなり幅広くなる。私がディフューザーに隠れることができるぐらいだ。ダウンフォースはかなり増大し、それによってコーナーではかなり速くなるだろう」とウォルフ。

「しかし残念ながらマシン後方の気流が乱れるため、今年以上に問題が大きくなるだろう」

「(前のマシンに)近づいた瞬間にダウンフォースを失う。タイヤが滑り始めて傷み、オーバーテイクできなくなる」

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