2017年最終戦アブダビGPでの退屈な展開を見ても、オーバーテイクの問題がいかに重要かわかろうというものだ。ポール・リカールはそれ以外にもグランドスタンドやパドック、サーキットへのアクセスなどすべての設備を見直し、F1全21戦の中でも屈指の最新サーキットとして生まれ変わることになっている。

 あとはコース上でどれだけ、手に汗握る戦いが繰り広げられるかである。ポール・リカールでの最後のグランプリとなった1990年のフランスGPでは、フェラーリのアラン・プロストに新鋭レイトンハウスのイバン・カペリが挑み、あわや勝利を掴みかける大健闘を披露した。

 F1におけるフランスの存在は、ここ数年いっそう大きくなっている。ドライバーはロマン・グロージャン、エステバン・オコン、そしてピエール・ガスリー。ルノーはパワーユニットをレッドブルとマクラーレンに供給すると同時に、フルコンストラクターとして着実に力を付けている。エリック・ブーリエ(マクラーレンのレーシングディレクター)やフレデリック・バスール(ザウバー代表)といったフランス人たちの存在も欠かせない。

 そして表からはあまり目立たないが、フランス人エンジニアなしには、各チームはほとんど機能しないといっても過言ではないのだ。

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