ターボチャージャーやMGU-Hに仕事をさせない領域ではタービンに排気を導かず、バイパスさせて排出させるのがウェイストゲートの役割である。2015年までの合流タイプだと、ウェイストゲートを閉じているときは、行き止まりになったウェイストゲート〜メインパイプの合流路が消音器の役割を果たしてしまっていた。その効果をなくすのが独立したテールパイプを設けた理由である。

 ウェイストゲート専用のテールパイプは規則上、メインのテールパイプの周囲に配置する決まり。ただし1本か2本かの選択肢はあり、周囲であれば上に置いても下に置いてもいい。

マノー

 マノー(上写真)やトロロッソ(トップ写真)のように、メインのテールパイプの下部両脇にウェイストゲート専用テールパイプを置くのが、最もオーソドックスな形態だろう(マクラーレン・ホンダも同タイプ)。カウルの絞り込みを重視したのか、下部に2本置くレイアウトは同じながら、メルセデス(下写真)はメインのテールパイプの直下にウェイストゲート専用テールパイプを並べて置いている。

メルセデスW07

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