搭載するパワーユニットが同じでも、テールパイプのレイアウトが同じとは限らない。通常、排気系の設計はパワーユニット側ではなく、シャシー側が担当するからだ。その良い例がレッドブルとルノーである。どちらもルノー製のパワーユニットを搭載するが、レッドブル(下写真)はオーソドックスな配置を選択。ルノーは参戦チーム中唯一の1本ウェイストゲートパイプで、しかもメインのテールパイプの直上に配置している。
ルノーの場合もメルセデスと同じで、カウルの絞り込みを重視したのだろうか。ウェイストゲート専用テールパイプが1本ということは、ウェイストゲートも1基? テールパイプの上流も気になるところだ。