FIA会長ジャン・トッドが、今年はル・マン24時間レースとF1ヨーロッパGPの日程が重なったが、レースの数が多いことを考えると将来もビッグレースのバッティングを避けることはできないだろうと語った。

 初のアゼルバイジャン バクーでのヨーロッパGPは、ル・マン24時間レースと同じ週末に行われ、F1のスタート時刻とル・マンのフィニッシュ時刻が重なった。

 今年のF1カレンダーが発表された後、WECのCEOであるジェラール・ヌーブは、「我々のレースに対する明らかな攻撃」であると発言、これに対してトッドは謝罪の意を示していた。

 この週末が終わった際に、将来はこういう事態を避ける努力をするかと聞かれたトッドは「それはある意味、達成不可能な任務だ」と答えた。

「モーターレーシングには堅実なシリーズが多数ある。しかし週末は52回しかないのだ」

「私はMotoGPが好きでよく見ているが、ほとんどの場合、(その週末には)他にもレースがある。たとえばツーリングカー、MotoGP、F1を見るということになる。素晴らしいことだ。次々に別のものを見ることができるのだ」

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