このうち過去2年連続でコンストラクターズ選手権の4位を維持するフォース・インディアは、王者メルセデス同様のテスト戦略を採ったようだ。

 一発のタイムは出さなかったものの、ドライバーたちはいずれも新車『VJM11』への好感触を口にする。硬めのコンパウンドをメインにロングランを繰り返し、新車のレースセットアップの習熟に、ほぼテストスケジュールの大半を充てた。このチームについては、問題なくシーズンを迎えるとみて良さそうだ。

公式テストでフォース・インディアはロングランを中心に行った

 一方で昨季選手権5位のウイリアムズは、不安材料を抱えたままで開幕に臨む。新車『FW41』はフェラーリ前年型の初期開発に関わった空力トップが、移籍後に初のデザインを手がけたもので、サイドポンツーンに酷似の処理がみられる。

 だが、この空力思想の変化にいまのところチームが対応できておらず、コーナー進入時の挙動に問題ありとのことだ。コンピュータシミュレーションによるセットアップ最適化で、どこまでの解決が図れるか。まさに開幕の寸前まで、懸命の作業が行なわれることだろう。

不安材料を抱えたまま開幕を迎えるウイリアムズ

 チームのタイトルスポンサーにアルファロメオを迎え話題を集めるザウバーだが、その効果が表れるのはまだ先とみられる。新車『C37』は開発資金の流入があったようで、ノーズセクションの処理などを一新してきた。

 ただ現状、際立ったパフォーマンス向上ということではなく、開幕以降の煮詰めにどれだけ進化の余地があるか。テールエンダー返上には、まだ多くの課題を残す。

テールエンダー返上には課題が残るザウバー

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