だが、田辺TDの表情は硬かった。それは、わずか2戦目で2基目のPUを搭載しなければならなかったからだ。しかも、それは開幕戦でリタイアしたガスリーだけでなく、完走していたハートレーにも2基目のPUを投入した。理由はダメージを受けていないかどうかをチェックするためには封印を解かなければできず、封印を解けばペナルティが科せられるレギュレーションになっているからだ。

 その結果、ハートレーのPUは問題なかったが、封印を解いた時点でペナルティを科せられるため、ハートレーのPUも対策を入れた新しいものに交換した。

「トロロッソとは、『もしもPUの年間使用計画が外れるような状況になったら、(ペナルティを受ける)インパクトがもっとも出ないように状況を見極めながらやっていこう』という話はしていましたが、まさか、いきなり開幕戦で出るとは……」(田辺TD)

 ガスリーはMGU-Hだけでなく、ダメージがターボとICEにも及んでいたため、3つのコンポーネントを変え、ハートレーはICEに問題はなかったため、対策を入れたMGU-Hとターボを交換した。

 トロロッソ・ホンダにとって、第2戦バーレーンGPは、ゼロからスタートする仕切り直しの一戦となる。

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