ホンダのパワーユニットは1.2kmと長いバックストレートでも充分に競争力を発揮し、決勝ではトラクション不足のためザウバー、レース後半はステアリングアームの破損のためウイリアムズを抜くのに苦労したが、まずまずの車速を見せた。

 ただしこれはSTR13のドラッグの小ささに助けられたものでもあり、ルノーと同等程度になっているとはいえ仮にあと10kW(約13.6馬力)パワーがあれば上海なら0.2秒弱のゲインになるはずで、大接戦の中団グループでは大きな意味をもたらすことができるのも事実だ。

 バーレーンでは「4位」という見た目の順位に踊らされた面もあったが、チームとしては3強に次ぐ中団トップの「4番手」。上海では予選・決勝でSTR13のポテンシャルを引き出すことができず見た目上はザウバーやウイリアムズと最下位を争うところとなったが、金曜の結果からすれば本当の力としてはチームとして「5~7番手」を争う位置にいたことは確かだ。そして「4番手」までのタイム差は0.5秒もなかった。

 つまり、これが今のトロロッソの実力であり、上海では今ここで見る必要の無かった地獄を見たことになる。しかし、その地獄を見ることになった原因をしっかりと究明できれば、いずれは必要になるはずの成長をここで遂げることができる。これを糧として次へのステップをしっかりと踏み出せば良いのだ。

F1第3戦中国GP ピエール・ガスリー

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