中団ではアロンソ、サインツ、ガスリー、ペレスがピットインし、7番手ヒュルケンベルグ、8番手オコン、9番手マグヌッセン、10番手アロンソ、11番手グロージャン、12番手サインツ、13番手ガスリー、14番手ペレスの順となった。
レースは38周目に再開となりボッタスがベッテルを引き離すが、コプスでアウトからグロージャンを抜こうとしたサインツにイン側でオーバーステアを出してカウンターを当てたグロージャンが接触し2台はクラッシュ。これで再びセーフティカー導入となる。
42周目にレースが再開され、直後にペレスがガスリーをパスして12番手に浮上。44周目にはボッタスがターン6でオーバーシュートし、トップのボッタスから2番手ベッテル、3番手ハミルトン、43周目にフェルスタッペンを抜いて4番手に上がったライコネンまでがテールトゥノーズの激しいバトルが展開される。
レッドブル勢はこれに付いていけず、47周目に4速にスタックしたフェルスタッペンがスピンして最後尾に後退しリタイア。ターン6ではベッテルがボッタスのインを突いてオーバーテイクし首位を奪還、さらに48周目にはハミルトンも同じターン6でボッタスを抜いて2番手に上がる。
しかしハミルトンはベッテルを追い詰めることができず、ベッテルが逃げ切ってイギリスGPを制した。ハミルトンは2位に終わり、ボッタスを抜いたライコネンが3位、ボッタスはタイヤのグリップ低下に苦しみながらもリカルドの激しい攻撃を抑え切って4位でフィニッシュした。
中団は6位ヒュルケンベルグ、7位オコン、リスタート直後にマグヌッセンに押し出されたアロンソは最終ラップにマグヌッセンを抜き返して8位、そして50周目のターン16〜18でペレスのインを突いて抜いたガスリーが10位フィニッシュ。
しかし、ガスリーは終盤のペレスとの接触により最終結果から5秒加算のペナルティが科され13位となってしまった。
