■5位:レーシングポイント/速さと信頼性を併せ持つ“ピンクのメルセデス”

 プレシーズンテスト最大のサプライズのひとつが、レーシングポイントがデビューさせた“ピンクのメルセデス”だった。このマシンは走り出すやいなや、速さを発揮し、ライバルたちの目を引いた。

 昨年F1タイトルを獲得したマシンをベースに設計したことを考えれば、速くて当たり前、と思われるかもしれない。だが、レーシングポイントは、全くの新しいコンセプトを理解し、非常に大きな変更を行うという、大仕事を成し遂げなければならなかった。

 1ラップのペースは強力そうだし、レースペースも悪くない。レーシングポイントRP20の合法性に問題はなく、信頼性が高く、速さもあり、チームがプレシーズンにいい作業ができたことは間違いないだろう。“トップ3以外のトップ”の座をめぐってマクラーレンと激しく戦うことになるのではないだろうか。

★プレシーズンテストまでの仕事の評価:9/10

2020年第1回F1プレシーズンテスト1日目:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2020年第1回F1プレシーズンテスト1日目:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

■4位:マクラーレン/オールラウンドの強さを持つMCL35

 今年、最終的に“トップ3以外のトップ”に立つのは、マクラーレンだと私は考えている。マクラーレンがレーシングポイントに勝つと考える理由はふたつある。ひとつは、MCL35がオールラウンドに強さがあるマシンであることだ。テスト期間では、燃料を少なくした状態でのフルポテンシャルを披露しなかったが、レースディスタンスでの速さは感じ取ることができた。

 もうひとつの理由は、ドライバーラインアップだ。セルジオ・ペレスとランス・ストロールの組み合わせよりも、カルロス・サインツJr.とランド・ノリスのペアの方が優れていると私は考える。マシンはプレシーズンテストを通して一貫性を発揮しており、このマシンの助けを借りて、ふたりはいい結果を引き出すことができるだろう。

 第2回テストで導入されたアップデートは予想どおり機能し、マシンは高速走行時に非常にシャープに見えた。マクラーレンは、メルセデスとフェラーリに次ぐ走行距離を走り、昨年型を大きく進化させて作り上げたニューマシンの調整を順調に行った。

★プレシーズンテストまでの仕事の評価:8/10

2020年F1第1回バルセロナテスト3日目 カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

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※第2弾「トップ3チーム編」は後日お届けします。

■著者:クリス・メッドランド。イギリス出身のF1ジャーナリスト。ESPN、Crash.net、F1iなどを経て、現在RACERと契約。formula1.comでの仕事も行っている。

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