■8位:ハース/苦しんだ昨年より前進した兆候あり

 最も判断しづらいチームのひとつがハースだ。彼らはテストでの走行距離では断トツの最下位だが、走りを見る限り、マシンは悪くなさそうなのだ。

 ハースは2019年、強力なスタートを切りながら、あっという間に転落、シーズンのなかでレースペースを改善することができなかった。そのため、今年は、一貫性のあるマシンを作り上げ、ポテンシャルを毎戦フルで発揮できるようにする必要がある。そのポテンシャルが昨年までよりも低かったとしてもだ。

 テストを見る限り、その重要な目標は達成していたようだが、信頼性の面で懸念がある。2019年シーズン終盤の状態と比較すると、わずかに前進した兆候があるが、昨年の今頃ほど好調には見えない。

★プレシーズンテストまでの仕事の評価:5/10

2020年F1第2回バルセロナテスト3日目 ロマン・グロージャン(ハース)
ロマン・グロージャン(ハース)

■7位:アルファタウリ/有利な条件を十分活用できず

 最も期待外れだったチームとして、アルファロメオとともに挙げたいのが、アルファタウリだ。彼らはレッドブル・テクノロジーのサポートを受けているため、昨年型のレッドブルのリヤエンドを使用できるし、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)は昨年以来大きく進歩したため、エンジンの要素を言い訳に使うこともできない。

 つまりアルファタウリは大きなポテンシャルのあるチームであるはずだ。それにもかかわらず、2020年型マシンはそれほど速くなさそうだった。走行距離は順調に稼いだが、ロングランペースは目を引くものではなく、ドライバーたちは昨年ほど強気の姿勢を示していない。

 2019年、彼らはランキング6位だった。今年は7位につけることはできそうだが、“トップ3以外のトップ”の座を本格的に争うのは難しいかもしれない。

★プレシーズンテストまでの仕事の評価:5/10

2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)

■6位:ルノー/新コンセプト導入がプラスになるか

 これから紹介する中団の3チームはほぼ互角で、力関係を予測するのは極めて難しい。そのひとつがルノーだ。

 ルノーはテストが始まるまで、極力ニューマシンの情報を隠そうとしてきた。テストに登場したオールブラックのスペシャルカラーに彩られたマシンは、フロントエンドのコンセプトが一新されたものだった。大きな変更がなされたため、マシンを理解し、そのパフォーマンスを引き出すのに時間がかかり、テスト序盤には、マクラーレンやレーシングポイントと戦うのは難しいという印象を持った。

 しかしテスト終盤、R.S.20は非常に速いタイムを出し、ルノーは励みになる形でプレシーズンを締めくくることができたようだ。走行中のマシンを見ると、堅実なパフォーマンスを持っているように感じた。極めて優秀なダニエル・リカルドとエステバン・オコンがドライバーラインアップを形成していることも大きなアドバンテージであり、ルノーが選手権を6位でなく4位で終える可能性は十分ある。

★プレシーズンテストまでの仕事の評価:6/10

2020年F1第2回バルセロナテスト3日目 ダニエル・リカルド(ルノー)
ダニエル・リカルド(ルノー)

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