■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=3位

2020年F1第5戦70周年記念GP 決勝後のバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第5戦70周年記念GP 決勝後のバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン(メルセデス)

 フラストレーションがたまるレースだった。ポールからスタートしながら3位フィニッシュというのはいい結果ではない。マックスの後ろに落ちた後はずっと劣勢になった。ルイスのように、セカンドスティントをもう少し長くとって、終盤新しめのタイヤでプッシュすることもできたのではないかと思う。

 マックスについていこうとしたが、最終スティントでプッシュし始めると、タイヤがすぐにだめになった。ブリスターができるとグリップもパフォーマンスも低下して、とても苦しい状態になる。

 レッドブルなど、他のチームには同じ問題が出なかったようだから、調査して原因を探る必要がある。

 今日は学ぶことがたくさんあった。でもいつもどおり前に進み、次はもっと強くなって戻ってこよう。

(レース後の会見で語り)マックスに前に出られてしまうなんて、僕らは居眠りでもしていたんじゃないかと思うよ。僕の戦略は理想とは程遠かった。セカンドスティントをもっと長く走るべきだったと思う。最終スティントが長すぎて、ルイスにポジションを奪われてしまった。

ルイス・ハミルトン 決勝=2位

2020年F1第5戦70周年記念GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第5戦70周年記念GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 とても難しいレースだった。マックス(・フェルスタッペン)の勝ち方は見事だったね。僕らはタイヤの問題に苦しんでいたけれど、レッドブルにはそれがなかったようだ。

 なんとか2位を獲得し、大量にポイントを稼げたことに感謝の気持ちでいっぱいだ。これほどのブリスターに苦しめられるとは予想していなかった。ファーストスティントで苦労したので、セカンドスティントでは信じられないほど気をつかってタイヤの管理をした。タイヤを労わるためにやれることすべてをやったが、ブリスターの面で何も変わらなかった。

 終盤は必死にプッシュして、シャルルとバルテリをオーバーテイクした。最後の方は、まるでタイヤが半分になった状態でレースをしていたよ。僕らのようにブリスターに苦しんだ人が他にいるのかどうか分からないけど、とにかく今日起きたことについて調査する必要がある。僕らのチームならうまく問題を解決してくれるはずだ。

(レース後の会見で、メルセデスがひどいブリスターに苦しんだ原因について聞かれ)今の時点では分からない。こんなことは初めてだから、チームが全力で対応してくれるだろう。

 ピレリは先週末のトラブルの後、内圧を上げることにした。そのため今やタイヤがバルーンのようになっている。この手のサーキットでここまで高い内圧にされたのは初めてだと思う。それが影響したのだとしても、驚かないけどね。これは僕の想像にすぎないけど。

 終盤、ミラーを見たら、タイヤの半分がすり減ってしまっていて、破裂するんじゃないかと心配でたまらなかった。

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