想定よりもタイヤは厳しく、13周目にルクレールとノリス、オコンがピットインしハードタイヤに交換。翌14周目にはリカルド、アルボン、クビアトもピットインしてハードタイヤへ。リカルド、ルクレール、アルボン、クビアト、ノリスの順となる。17周目にサインツJr.がピットインし、ノリスと同じミディアムを履いてノリスの前に戻る。マクラーレン勢以外はハードタイヤだ。

 17周目のターン2でクビアトがDRSを使ってアルボンのインに飛び込もうとするが、アルボンは譲らずクビアトは右フロントウイングを僅かに接触させるが事なきを得た。

 18周目に3番手フェルスタッペンがピットインしてハードに交換。これを見て翌周にボッタスがピットインしてフェルスタッペンの1秒前をキープする。暫定首位に立ったハミルトンはファステストラップを記録してフェルスタッペンに対してオーバーカットを仕掛けていく。ハミルトンは大幅にスティントを伸ばし、メルセデスAMGはボッタスがフェルスタッペンを抑えてハミルトンの援護射撃となっている。

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

 27周目にミディアムスタートのペレスがピットインし、中団勢をすべてオーバーカットしてリカルドの前の実質4番手でコースに戻った。28周目にオコンがクラッチトラブルでアクアミネラリ出口のコース脇にマシンを止めた。

 これで30周目にVSC(バーチャルセーフティカー)が出され、この間にハミルトンがピットインしてボッタスの3.6秒前で首位のままコースに戻った。首位はハミルトン、2番手ボッタス、3番手フェルスタッペンが僅差で続く。VSCは早々に解除されてしまい、4番手にはベッテル、5番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、6番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がミディアムのままステイアウト。ピットストップを終えたなかではペレスが最上位の7番手、その5秒後方にリカルド、ルクレール、アルボン、クビアトと続く。34周目にラティフィがピットイン。

 36周目のリバッツァひとつめの出口でボッタスがワイドになり、フェルスタッペンは急接近してDRSでさらに差を詰める。ボッタスは2周目のターン7でベッテルのフロントウイング翼端板をヒットしており、左側フロアにダメージを負ってダウンフォースを失っている。これを見てレッドブルはフェルスタッペンにリフトオフを辞めさせプレッシャーを掛けていく。42周目のターン17でボッタスは止まりきれずオーバーシュート。フェルスタッペンはこのチャンスを見逃さず、次のメインストレートでDRSを使ってアウト側からタンブレロでボッタスをパスし2番手に浮上した。

 ベッテルは39周目にピットインして入賞圏内でのコース復帰ができるはずだったが、ピットストップに手間取って13.1秒かかり、14番手まで後退してしまった。ライコネンは48周目まで引っ張ってピットインし、ソフトタイヤに履き替えて12番手でコースに復帰。マグヌッセンはレース序盤から訴えていたアップシフト時の衝撃が続き、頭痛を訴えてピットに戻りリタイアした。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP タイヤ交換でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は大きくタイムロス

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