SCの背後を走るハミルトンが「前が見えない。ライトさえ見えないんだ」と言うほどコンディションは悪く、セバスチャン・ベッテルも「さっきは問題なかったターン3〜4の間でさえ水の量が多い」、ジェンソン・バトンは「問題はターン5と最終コーナー(ターン12)だ、完全に何も見えない」と訴える。

決勝レーススタート
決勝レーススタート

 しかしSC先導で5周を過ぎる頃には「もうレースはできる」(ケビン・マグヌッセン)というドライバーも出てくるほどに路面は回復してくる。ニコ・ロズベルグは「(メインストレートへの)上り坂はまだレースをするには水量が多すぎる」と訴えるが、8周目にSCは解除となり本格的なレースのスタートが切られる。

 マックス・フェルスタッペンは1コーナーで早くもキミ・ライコネンのインを突いて3位に浮上。マグヌッセンはピットインしていち早くインターミディエイトに履き替える。このペースを見てバトンが翌周、2周後にはアロンソ、ボッタス、マッサらがピットに飛び込む。10周目にベッテルはターン13の川に乗って大きくスピンし、そのままピットインしてインターミディエイトへと交換する。

クラッシュしたエリクソンのマシン
クラッシュしたエリクソンのマシン

 13周目にはマーカス・エリクソンがターン14イン側の白線と縁石に振れてスピンしてしまい、アウト側のウォールに突っ込んでクラッシュしてピットレーン入口手前にストップ。これでSC導入となり、これを見てレッドブル勢がピットインしインターミディエイトに交換するが、エリクソンの車両が停まっているためピット入口はクローズとなっており、リカルドには5秒加算ペナルティが科せられた。
キミ・ライコネン(フェラーリ)
キミ・ライコネン(フェラーリ)

 レースは再びSC先導で進むが、この間にコンディションはさらに悪化しマグヌッセンはウエットタイヤに戻す。順位は首位ハミルトン、2位ロズベルグ、3位ライコネンとウエット勢が続き、4位にインターミディエイト最上位のフェルスタッペン、5位ヒュルケンベルグ、6位ペレスという順位。20周目にレースが再開となるが、直後のメインストレートでライコネンがコントロールを失って激しくクラッシュし、レースは赤旗中断となってしまった。

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