2020年F1最終戦アブダビGPを終えたタイミングで、角田裕毅のアルファタウリ・ホンダからのF1デビューが発表された。11月のイモラテストで初めて角田と仕事をした本橋正充チーフエンジニアは、「終始リラックスしていた」、「難しい路面コンディションにもしっかり対応して、安心してサポートできた」と、好印象を語っていた。
エンジニアにとっては角田という新しいドライバーが、「新たな発見、新たな運転領域を与えてくれる」場でもあったとのことだ。
新型コロナウイルスに翻弄され続けた2020年シーズン。本橋エンジニアも通常の戦い以外の「多くのストレスを感じながらの1年だった」と振り返る。年明けから本格化する新たな開発に向け、今頃は半年ぶりに再会した家族との束の間の休暇を楽しまれていることだろう。