2021年F1開幕戦バーレーンGP初日フリー走行は、トップタイムを叩き出したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を筆頭に、ホンダパワーユニット(PU)搭載車のドライバー4人がトップ10内に入った。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)のFP2終盤の不具合を除けば、深刻なトラブルもなく順調に周回を重ねた。そんな初日をホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、「いい感じで終えられた」と総括した。

 一方で「きちんと仕事をしないと、という思いは強く、(レース週末に臨む際の)恐怖心は消えない」と、前日に続いて心情を率直に吐露したりもした。開幕前のテストで苦しんでいた王者メルセデスも、不気味に速さを取り戻しつつあるように見える。土曜日の予選はレッドブル・ホンダとメルセデスの一騎打ちの様相を見せつつある。

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