コロナ禍以前のFIAドライバー会見では、たとえば前戦でチームオーダーをめぐって大揉めした事件が起きたりしたら、当事者ふたりを同席させて会見を盛り上げようとしたものだ。それで行くなら前戦エミリア・ロマーニャGPでのクラッシュ直後、責任は相手にあると非難し合ったバルテリ・ボッタス(メルセデス)とジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が、同じセッションに登場してもおかしくなかった。
しかしそれではあまりに品格に欠けると主催者は思ったのか、ラッセルはセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)と、ボッタスはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)と組んで、別々に出席。それぞれの思いを語ることになった。