■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
このトラックには、僕たちのマシンに合わない何かがある。グリップや全体的なペースという点で、今回は不調な週末だった。去年、ここではあまり強くないことを知った。今年は少し改善し、メルセデス1台の前でフィニッシュすることができたけれど、彼ら2台に勝てるだけの強さはなかったね。
それでも2位はとてもいいリザルトだし、今シーズンは浮き沈みがあることは最初から分かっていた。サーキットによって、僕たちが強かったり、メルセデスが強かったりするんだ。
今日のレースはまずまずで、常にプッシュしていくことができたのはよかったと思う。序盤、バルテリがグリップに苦しんでいたので、彼にプレッシャーをかけようとした。でもその時点で後ろを走っていたルイスは速くて、結局、僕たち2台を抜いて、トップに立った。
ピットストップでバルテリをアンダーカットすることに成功した。でもハードタイヤでは僕たちの方が少し遅くて、何周かはルイスと似たようなタイムで走ることができたが、一貫してそのペースを保つことはできなかった。レース終盤、後ろからバルテリが近づいてきたことからも、今日彼らのペースが良かったことが分かる。
ファステストラップが奪われたのは残念だ。トラックリミットだなんて馬鹿げているよね(笑)。そんなことをするより、グラベルを設置すべきだよ。でもこれが現実だから仕方ない。僕たちは常にチャレンジしたいと思っている。あの時、後方に十分なギャップがあったから、ファステストラップを獲りに行ったんだ。
今回、大量にポイントを稼げたことはよかったが、次のバルセロナが楽しみだよ。あそこはここよりは通常のグリップレベルだし、いい思い出のある場所だ。スペインGPでは、各チームがどれぐらい進歩しているのかが、より明確に見えてくるだろう。いずれにしても、長いシーズンだからいろいろなことが起こり得る。