モナコ、アゼルバイジャンの市街地レースで2連勝。しかも最強のライバルだったはずのメルセデスは、いずれのレースも予想以上の戦闘力不足に苦しんだ。直近のこれら2戦をホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは、「それぞれコース特性は違うものの、非常に良い形で戦ってこれた」と振り返った。
しかし今週末のフランス、ポール・リカール以降は、しばらく伝統的なパーマネント(常設)サーキットが続く。2年前のフランスGPではメルセデスだけでなくフェラーリにもかなわず、表彰台に上がることもできなかった。そんな2年越しの雪辱を今回果たすことができるのか。田辺テクニカルディレクターは「3連戦では、何より十分な準備と的確なリカバリーが重要」と強調していた。