ミディアムタイヤが最後まで保たないかもしれないと考えるハミルトンはプッシュ。チームは最後まで走り切ることを優先するよう伝えるが、ハミルトンはレースを諦めたくないと訴えプッシュし続けフェルスタッペンの1.8秒後方でプレッシャーを掛け続けていく。フェルスタッペンのタイヤも左側のパフォーマンスは低下している。
しかし58周目あたりからハミルトンのペースは低下し、ギャップは再びじわじわと広がっていく。
フェルスタッペンは4秒のギャップを維持したまま72周を走り切り、母国グランプリでトップチェッカーを受けた。
3位ボッタスは67周目にピットインしてソフトタイヤに履き替え、ここで5秒の静止時間をとってハミルトンにフリーストップのギャップを与える。ボッタスはチームからの制止を振り切って1分12秒549のファステストラップを記録。ハミルトンは70周目にピットインしてソフトタイヤを履き、最終72周目に1分11秒097のファステストラップを掴み獲った。
4位ガスリーは5位ルクレールに5秒差を付け、その28秒後方ではアロンソが最後にサインツを抜いて6位に上がった。
ペレスは65周目のターン1でノリスのアウト側に並びかけ、出口でラインが交錯して接触。しかしターン3出口で抜いて9位に上がり、さらにオコンをかわして8位フィニッシュ。ノリスは10位でポイント獲得を果たした。
