前戦オランダGP終了時点で、全戦入賞したチームはアルファタウリ・ホンダだけだった。しかし今回のF1第14戦イタリアGPでは角田裕毅が1周も走れずにリタイア、ピエール・ガスリーもレース序盤で戦線を離脱し、連続入賞の記録は惜しくも途絶えてしまった。
ガスリーは今回も予選6番手と速さを見せていただけに、悔やまれるトラブルだった。一方の角田はトラックリミットを超えたことでタイムを抹消され、Q1落ちを喫した。しかし本橋正充チーフエンジニアは、「Q2に進めていたら、確実に順位を上げていた。それだけの伸び代が感じられた」と、順調な進歩を重ねていることを強調していた。