2021年シーズンで6年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。3連戦の最後は初開催のカタールGP。ニキータ・マゼピンがシャシーにダメージを負い、データ収集はミック・シューマッハーひとりに任された。これまで金曜日の走りに課題を抱えていたシューマッハーだが、今回は「FP2の走りがあったからこそいいレースができた」と評価できるほどの働きをしてくれたという。
コラム第19回は、前編・後編の2本立てでお届け。後編となる今回は、カタールGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。