■1位 ダニエル・リカルド

逸材フェルスタッペンをしのぐ速さと安定感
(レッドブル 優勝1回 ランキング3位)

 ロズベルグとハミルトンのメルセデス勢が今年もランキングトップ2を独占、フェルスタッペンがメディアの見出しを独占したものの、2016年のF1ベストドライバーはリカルドだった。

 2014年に3勝した後、レッドブル・ルノーが低迷した2015年には苦戦したリカルドだが、今年はまたドライバーとしてベストの状態に戻った。

 リカルドは今年、改めて集中し直した結果、きわめて素晴らしいパフォーマンスレベルをシーズン通して一貫して発揮してみせた。

 確かに彼は1度しか勝っていない。しかもそれはハミルトンのエンジンがブローしたことで首位を引き継いで手にした勝利だ。だがリカルドは、レッドブルがもう少しピットストップをうまく実行してさえいれば、スペインとモナコも勝っていたはずだった。

ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルド

 フェルスタッペンがスペインからレッドブルに加入、リカルドは彼を相手に自分のレベルを上げなければならなかった。しかしそれを見事にやってのけ、予選対決では11対6でリカルドが勝っている。また、ふたりがチームメイトとして戦った17戦に限定しても、リカルドは220点、フェルスタッペンは191点で、リカルドの方が多くポイントを稼いでいるのだ。

 ふたりの力関係は変化し続けた。確かにフェルスタッペンは本能という面でF1史上最も素晴らしいレーサーのひとりかもしれない。しかしリカルドの、より計算されたアプローチは少なくともフェルスタッペンよりいい結果を引き出した。

 リカルドが特に優れているのは予選の能力だ。Q3の重要なタイミングで何度となく強烈なラップを走ってみせた。ルノーがシーズン中の大規模アップグレードを入れる以前からリカルドは見事な結果を出している。バーレーンでは5位、中国では2位を獲得。フェルスタッペンが移籍してきたスペインでも最後のランで素晴らしい走りをして3位、モナコではポールポジションを獲得、バクーとシンガポールではフロントロウにつけた。

 2度タイトルを獲得した経験を持つフェルナンド・アロンソは、リカルドを非常に高く評価し、BBCのインタビューに対して、現在のF1ドライバーのなかで最も優れているのはリカルドだとコメントした。今年の彼の走りを見れば同感と言うほかないだろう。

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