ピレリのウエットタイヤは、2016年のシーズン終盤のブラジルGPでドライバーたちから酷評を受け、なかでも2007年ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンは、ウエットタイヤの性能は10年前と比べても後退していると批判している。
ピレリは続くアブダビGPでドライバーたちと状況改善の方法について議論し、新ウエットタイヤの開発を検討することになった。
ヒュルケンベルグは、雨天のインテルラゴスで起きた問題は驚きではなかったと語った。
「問題点がブラジルGPの時に顕著に表れた。ウエットタイヤを水たまりの中でもグリップし、より多くの水はけができるよう改善しなくてはいけない」
「この問題のことはしばらく前から認識していたけど、ウエットコンディションのレースが少なかったために取り上げられなかった。でも、ちゃんと走れないという状況を踏まえてようやく取り上げられたんだ」
「(ブラジルGPでは)大雨ではなく小雨程度だったけど、アクアプレーニングを起こしてレースを止めるには十分だったよ」