フォーミュラ・ニッポンの元チャンピオンで、2022年シーズンはMOTUL AUTECH ZでスーパーGT GT500クラスを戦い、全日本スーパーフォーミュラ選手権ではチーム監督としてKCMGを率いる松田次生が、F1について語る連載企画『松田次生のF1目線』。今回は第6戦スペインGP、第7戦モナコGPを振り返ります。
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スペインとモナコではっきりしたことは、フェラーリとレッドブルのトップ2マシンの特性の違いですね。フェラーリの『F1-75』は低速コーナーが速く、足を動かすメカニカルグリップに秀でています。対するレッドブルの『RB18』は、中高速コーナーでの空力の安定性が優れています。
レッドブルは得意不得意の差が大きく、コースを選ぶ傾向にあります。逆にフェラーリはオールマイティな感じです。
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