夏休み前の最後の一戦となったF1第13戦ハンガリーGPで、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)に異常が発見された。
ハンガリーGPの予選Q3で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最後のタイムアタックに入ろうとコースインしたが、「パワーがない」と無線で叫び、ピットから「フェイル21」という指示が飛んだ。「フェイル21」とは、制御系に不具合が発生した場合に状況をリセットして強制再起動する方法だ。
しかし、フェルスタッペンのパワーユニットはなんらかの制御がかかったままの状態が継続していたため、フェルスタッペンはアタックをあきらめ、そのままピットインして予選を終えた。
その後、レッドブルはフェルスタッペンだけでなく、チームメイトのセルジオ・ペレスのパワーユニットも、予防措置として交換した。いずれもレギュレーションで定められている年間使用基数以内だったため、グリッド降格ペナルティを科せられることなく、予選順位からスタートした。だが、最後のタイムアタックができなかったフェルスタッペンは10番手からのスタートとなった。
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