F1第12戦フランスGPと第13戦ハンガリーGPで2連勝を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ライバルであるフェラーリ側のミスもありさらにポイントを広げることができた。いったいフェラーリに何が起きたのか。スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーがレースを振り返る。
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元グランプリドライバーで、現役時代に通算6勝をあげたラルフ・シューマッハーは言う。「マックス・フェルスタッペンの世界選手権タイトル防衛に向けて、誰よりも大きな手助けをしているのはフェラーリだ」
「フェラーリはレッドブルと比べると信頼性に劣るだけではなく、フランスでレースをリードしていながらスピンで自滅したシャルル・ルクレールのように、ドライバーもミスをしている。また、イタリア人たちのレース戦略は、時として理解しがたいことがある。その好例がハンガリーでのシャルルのタイヤ選択だった」
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