■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=3位
今日は全力を出し切ることができてよかった。最終的に届かなかったけれど、このスポーツはそういうものであり、勝つこともあれば負けることもある。もちろん、1秒差で選手権2位の座を逃したことは辛い。もっとうまくやれた部分があった。それでも結局のところこのスポーツで一番大事なのは、決して諦めないことだ。今シーズンの僕は、コース上でもそれ以外でも、決して諦めずに取り組んできた。だから満足して家に帰ることができるよ。
今シーズン一番重要なことは、皆が常に全力を尽くし、最終戦でもそういう風に戦ったことだ。チームは最高の一年を過ごした。良い形でシーズンを締めくくることができてよかったよ。いったん体勢を整えて、2023年にもまた素晴らしい一年を目指そう。
(レース後の会見で語り)今日はフェラーリとシャルルが素晴らしいレースをした。タイヤマネジメントをとてもうまくやったんだ。さらに、ファーストスティントでは彼らの方が強かった。僕の方は終盤、タイヤがだめになってしまった。それで戦略上、少し難しくなってしまった。セカンドスティントでマックスの後ろを走っていて、マックスは1回ストップ、僕は2回ストップだったが、僕はこのセカンドスティントを最大限に生かせなかった。必要なだけプッシュすることができなかった。
(「フェルスタッペンに引っかかっていた時に、1回ストップに切り替えることを考えたか」と聞かれ)それについては何度か議論した。でも僕たちはデグラデーションが高いと考えていたんだ。実際はそこまででもなかったんだが、デグが高いと考えていたために、セカンドスティントで必要なだけプッシュしなかった。本当ならあそこで2秒削れたと思う。
最初から2回ストップでいく計画だった。さらに、ファーストスティントを見て、デグが終盤に高くなると考えた。それであまりプッシュしなかった。
(バックマーカーのピエール・ガスリーに引っかかったことについて聞かれ)あそこで少しロスをした。1秒かそれ以上だと思う。明らかにブルーフラッグの状況だったが、彼はバトル中で、ポジションを手放すのが難しかった。彼が(アレクサンダー・アルボンに)仕掛けようとしている時に僕が追いついたんだと思う。僕としては、彼が譲ってくれると思った。幸いぎりぎりでブレーキングしたけれど、そうでなければ接触していただろう。通常ならピエールにペナルティが出たのは間違いない。でもこれは最終戦だからね。
今は何も議論せずに、家に帰りたい。時にはこういうこともあるのだし、これ以上言いたいことは特にない。
