レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、親友のニキ・ラウダにルイス・ハミルトンを獲得できるかもしれないと入れ知恵したことをずっと後悔していると話した。この重大な情報がきっかけとなり、2012年シーズン末にハミルトンはマクラーレンからメルセデスに移籍、本人にとってもチームにとっても比類ない成功の幕開けとなった。
ハミルトンはマクラーレンでの最後のシーズンとなった2012年のドライバーズ選手権で4位につけた。この年は4回優勝したが、タイトル争いには加われなかった。レッドブルに、当時3度の世界チャンピオンだったセバスチャン・ベッテルがいたからだ。