「午前中の最後に電源系のトラブルが出て、(1コーナー手前で)止まってしまいました。原因がわからなかったんですが、すぐに復帰したのでコースに出したんですが、再び止まってしまいました。そこで電源系に関するすべてのパーツを交換することにしました」

 バンドーンが走行を再開したのは、午後4時。その後、しばらくはショートランを繰り返して、マシンのセットアップなどを調整していたが、セッション終了間際に、再び電源が落ちた。

「昨年のブラジルGPのフリー走行でもあったんですが、いったん落ちた電源がすぐに復帰したので、ストフェルは自力でピットに帰ってくることできました。ただ、セッション終了まで30分しかなかったので、この日はテストを終了しました」

「トラブルはありましたが、いろいろな空力のテストとパフォーマンスの確認ができたことで、新車を理解するという意味ではいいテストができたと思います」

 ホンダがパワー面でまだライバルに後れを取っていることは否定しない。しかし、まだそのパワーを出し切れていないことも事実である。今年から搭載燃料は5kg増えて105kgになったが、空力とタイヤが変わったため、燃費はむしろ厳しくなっている。つまり、持っているパワーを有効に使うことがいままで以上に重要になる。

「ドライバビリティはとても大切です。ドライバビリティを改善し、もう少しパワーを出せれば、クルマ自体はそこそこまとまると思います」

 いよいよ、テストはあと一日。ドライバビリティを少しでも改善させて、テストを締めくくってもらいたい。

本日のレースクイーン

夏実晴香なつみはるか
2025年 / スーパーGT
ENEOS GIRLS
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円