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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.21 10:31

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第36戦ホームステッド レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第36戦ホームステッド レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第33戦 Ford EcoBoost 300

開催日:11月18日

2台のトヨタ・カムリがトップ10フィニッシュ
逆転オーナータイトルは惜しくも叶わず

 11月18日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第33戦『Ford EcoBoost 300』がホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。

 シリーズタイトルを争うプレーオフも最後の4名による最終ラウンドを迎えた。エクスフィニティ・シリーズでのトヨタ勢は、第2ラウンドの8名までは残ったルーキーのマット・ティフトが前戦惜しくも脱落しトップ4入りはならず。

 ドライバーズタイトル争いからは脱落したが、他シリーズドライバーによる掛け持ち参戦の多いエクスフィニティ・シリーズでは、ドライバーズとは別にオーナーポイントによるプレーオフ争いが全く違う顔ぶれで繰り広げられており、トヨタ勢では18号車と20号車が最後の4台に残り、今大会でタイトルを争うこととなった。

 この18号車と20号車は、今季これまで3戦のみのスポット参戦ながら、第19戦アイオワで自身初勝利を挙げ、残りも全てトップ5フィニッシュと速さを見せているライアン・プリースと、前日のトラック・シリーズでチャンピオンを獲得したクリストファー・ベルがドライブすることとなった。

 18日(土)午後3時50分に1.5マイルオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。ベルが3番手、プリース5番手、ティフト10番手でのスタートとなったが、ハンドリングに苦しむベルをプリースがかわし、ステージ1はプリースが5位フィニッシュ。

 ステージ2はピットでポジションを上げたプリースがトップ5圏内をキープし、4位でフィニッシュ。ベルは78周目に突然のエンジントラブルに見舞われ、レースを終えることとなってしまった。

 ステージ3は、6位で再スタートしたプリースがじりじりとポジションを上げ、3位へ浮上。しかし、オーナーポイントを争う22号車が前を走行しており、これをかわさなくては逆転タイトルはならない状況に。

 懸命に前を追うプリースだったが、残り5周というところでドライバーズタイトルを争う他の車両が後方からプリースの車両に接触。バランスを崩しかけたプリースだったが、見事な車両コントロールで何とかスピンは回避し、レースを続行して5位でフィニッシュ。今季出場した4戦前戦でのトップ5フィニッシュを果たしたが、惜しくもオーナーポイントでの逆転タイトル獲得はならなかった。

 ティフトも後半着実な追い上げを見せて7位でフィニッシュ。シリーズ7位でルーキーシーズンを終えた。

 これで今季のエクスフィニティ・シリーズは全日程が終了。来季2018年シーズンは2月17日(土)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで幕を開ける。

ドライバー ライアン・プリース

「私はオーナーズタイトル獲得のためにこのレースに出場し、戦ったが、残念ながらそれは叶わなかった。とはいえ今日レースに出場する機会を与えてくれたチーム、スポンサー、トヨタや関係者に感謝したい。(トヨタからエクスフィニティ・シリーズ出場が決まっている)2018年が楽しみだ」


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