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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.11.21 10:31

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第36戦ホームステッド レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第36戦ホームステッド レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第23戦 Ford EcoBoost 200

開催日:11月17日

クリストファー・ベルがチャンピオン獲得!

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第23戦『Ford EcoBoost 200』が11月17日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。

 この週末は3カテゴリー全てで、最後に残った4人がタイトルを争うプレーオフ最終ラウンドが行われるが、その先陣を切る形でトラック・シリーズのレースが行われた。

 同シリーズでは、今季最多の5勝を上げている22歳のクリストファー・ベルと、過去に2回シリーズチャンピオンを獲得しているベテランのマット・クラフトンの2名がトヨタ勢としてこのチャンピオンシップ4の4名に残っており、タイトルを目指し今大会に臨んだ。

 17日(金)午後8時21分、1.5マイルオーバルを40周、40周、54周の3ステージ合計134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。8番手スタートのクラフトンがトップ5へ浮上するが、13番手スタートのベルが目覚ましい追い上げを見せ、19周目にはクラフトンもかわして3位へ。

 タイトルを争う4名の中では最上位に浮上したが、その勢いは止まらず、34周目には首位を奪取し、そのままステージ1を制覇した。クラフトンはステージ後半ハンドリングに苦しみ、7位となった。

 ステージ2は、前戦惜しくもプレーオフ争いから脱落したベン・ローズが3ワイドバトルから飛びだして首位を快走。その後方で、ベルがタイトルを争うライバルとの2位争いを繰り広げたが、これを制し、ローズに続く2位でステージ2をフィニッシュ。クラフトンは8位。

 ステージ3はローズが首位争いを繰り広げる後方で、3位以下にチャンピオンシップ4の4台が連なる形となり、これを引っ張るベルがサイド・バイ・サイドで再び激しいタイトル争いを展開。

 このバトルも何とか抑えきってチャンピオンシップ4最上位の3位をキープしたベルは、その後もイエロコーションが出ないまま推移する中、後続との差を広げていった。

 レースは残り5周というところで、2位で首位を追っていたローズがまさかの燃料切れ。これで2位に上がったベルがその順位でチェッカーを受け、今季のシリーズチャンピオンを獲得することとなった。ベルは来シーズン、トヨタ・カムリでエクスフィニティ・シリーズにフル参戦することが決定している。

 カイル・ブッシュがチームオーナーとして参戦するベルの4号車はオーナーポイントでもチャンピオンに。また、トヨタはマニュファクチャラーでもチャンピオンを獲得。トヨタのトラック・シリーズにおけるマニュファクチャラーズタイトルは今年で5年連続となり、参戦以来14年間で10度目。ドライバーズタイトルは7度目の獲得となった。

 これで今季のトラック・シリーズは全日程が終了。来季2018年シーズンは2月16日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで幕を開ける。

ドライバー クリストファー・ベル

「夢が叶ったと言うだけでは足りない。私がトラック・シリーズを戦い始めたときからずっと一緒に戦ってきたKBM(カイル・ブッシュ・モータースポーツ)でチャンピオンになれて、本当に誇らしく思う。ずっと支えてくれたスポンサーやチームクルーと共にこのチャンピオンシップステージに立つことが出来て最高の気分だ」

「昨年は序盤から中盤にかけて苦しんだが、自分を信じて戦ってきた。本当にほっとしている。今日は私のこれからの人生において大切な一ページになるだろう。素晴らしいトヨタ・タンドラを用意してくれたトヨタ、TRD-USA、そしてチームクルーの全員に感謝したい」


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