しかしこの段取りに関して、その承認コンストラクターの1社であるオレカ代表のショーナックは、状況の重大な後退やフォールアウトを防ぐために、今後10日以内に発表を行う必要があることを強調した。

「この規定を有効なものとするためには、全関係者が合意に至ることが急務だ」と、フランスの専門サイト『Endurance-Info.com』に語ったショーナック。

「規制を発表することにより、参戦企業やマニュファクチャラーは早急に作業が開始できるようになるため、これはできるだけ急ぐ必要がある。もしこの先、3カ月も4カ月も発表を先延ばしにすれば、LMDh自体の具現化も危ぶまれる事態となるだろう」

「我々(コンストラクター)の側でさえ、待つことはできない。規定の発表になんら逡巡する部分はなく、迅速にリリースすることは可能なはずだ。LMDhとLMHは良き収束の方向性を見つけるべきだ」

「以前は10%ほど疑念や妥協の部分が残っていたが、今や問題はクリアだ。IMSAとACOは、今後8~10日以内にアナウンスをする必要がある。良いニュースを待っている」

 この新型コロナウイルスの蔓延以前には、すでにマニュファクチャラー3社に対してLMDh規定のシャシー供給を持ちかけられていたというショーナックだが「(ウイルスの)影響により、この先いくつかの自動車メーカーが航空会社のように倒産の危機に瀕するだろう」と予測するのに対し、IMSAでキャデラックのブランディングを担うウェイン・テイラーは「IMSAに関して言えば、マニュファクチャラー倒産の影響を受けにくいはずだ」と楽観的な見通しを立てている。

「ここ数日、米国の3つの(DPi参戦)メーカーのうち2社と話をしたが、誰もがまだ熱心に取り組む意思を持っているようだ」とSportscar365に応えたウェイン・テイラー。

「我々は欧州の自動車メーカーほど影響を受けないと思う。それが私の見方だ。誰もがこれを乗り越えると確信しているし、現在の中国のように(ウイルスが)消え始めると、巨大な自動車メーカーやホテルグループなどは、すぐにビジネスに戻るだろう」

「問題は、この嵐をどのように乗り切るか。何が消え、何が必要か。適応力が試される」と語るヒュー・ド・ショーナック(右)
一方、IMSAの盟主としてキャデラックDPi-V.Rを走らせるウェイン・テイラーは、楽観的な見通しを持つ

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