レーシングコンストラクターのオレカは、2015年に投入するクローズドボディの新たなLMP2シャシー『オレカ05』を開発すると発表した。
現在、LMP2を戦うカスタマーチーム向けに『オレカ03』を販売しているオレカは、14年末にカスタマーチームへデリバリーすることを目標に、新たなLMP2シャシー『オレカ05』の設計を開始しているという。
オレカのボス、ヒュー・ド・ショーナックは、オレカ03に替わるマシンを投入する時期に来ているのだと説明した。オレカ03は2011年から投入されている。
「クーペボディを製作することは、オレカにとって自然な発展だ。(10~11年に)プジョーのクローズドカーを走らせたり、来年から投入されるレベリオンの新たなLMP1カーの開発を経験しているからね」とショーナック。
「おそらく、LMP2はさらにクローズドカーに傾いていくだろうから、そうしたマシンを作るタイミングなんだ」
オレカのテクニカルディレクターを務めるデイビッド・フラウリーは、「2015年のオレカ05で、より信頼できる素晴らしいパフォーマンスを備えたマシンを提示することにより、次の大きなステップに進むことを望んでいる」と付け加えた。また、オレカ05のモノコックは、2014年のLMP1車両規則に従って製作されることになるようだ。
加えてオレカは、現行のコストキャップ制の中で認められるオレカ03のアップデートキットを来シーズンに向けて開発しており、オレカ03Rとして投入するという。