ロータスF1チームの税金滞納問題に関する判決が12月21日まで延期されることが決まった。ルノーのチーム買収手続きは16日までに完了し、すみやかに負債を支払うとの主張が認められた結果だ。
財政難に陥ったロータスは、多額の負債を抱え、英国歳入税関庁への納税も滞っており、滞納額は270万ポンド(約5億円)にも及んでいる。この問題に関し法的手続きがとられたが、高等法院はこれまで2度にわたり、ロータスに対して猶予期間を与えてきた。前回の法廷ではルノーがチーム買収の意志を示す基本合意書を提示したため、10週間の猶予が与えられ、その期限が12月7日だった。
ルノーは3日、来年はワークスチームとしてF1活動を行うと正式に発表、その際にロータスチームの買収に関し、主要契約にはすでにサインしたと明らかにした。
買収手続きは100パーセント完了しているわけではなく、月曜、高等法院でルノーは16日までには株式買収契約にサインし、年末までには滞納した税金や負債の支払いを行う意向であると表明、12月21日まで再度休廷することに全関係者が合意した。これによって今回ロータスが管財人の管理下に置かれることは避けられたことになる。