今年のル・マン24時間で、予選3番手を獲得、決勝もアウディ勢に続く形で3位表彰台を獲得した8号車トヨタTS040ハイブリッド。レースではクラッシュを喫するも修復後は粘り強く好ラップを刻み、表彰台を獲得、WEC世界耐久選手権でのランキング首位も維持したが、ドライバーたちにはやはり残念な思いもあるようだ。

 8号車は、レース序盤の大雨の中、テルトルルージュから第1シケインに向かう途中でスピン。コースサイドのガードレールに接触し、マシンに大きなダメージを受けたものの、なんとか自走でピットへ戻った。

 その後、約50分間の修復を受けてコースへ復帰した8号車。首位とは8ラップの差がついていたものの、ライバル勢がトラブルで脱落していく中、その後は大きなトラブルにも見舞われることなくレースを完走。最後は3位表彰台を獲得した。

「ル・マンでの3位という結果は、序盤に起きたことを考えれば悪くない」と語ったのはニコラス・ラピエール。とは言え、トヨタにとって3年目の挑戦となった今回のル・マンの目標はそこではなかったと語る。

「僕たちは表彰台フィニッシュを果たしたけれど、それは決して望んでいた結果ではない」とラピエール。

「トヨタと僕らは何年にもわたってル・マンで勝つために戦ってきて、今年は勝てる大きなチャンスだった。それだけにとても残念な結果となってしまったよ」

 セバスチャン・ブエミも優勝争いができなかったことには落胆を示す。ただ、「チャンピオンシップでは依然リードしているし、少なくとも前向きにはなれるよ」と、9月から始まるWEC後半戦に目を向けた。

 WECで開幕2連勝を挙げ、ル・マンでも3位を獲得した8号車のドライバー3人は現在、80ポイントでランキング首位を維持。また、マニュファクチャラーズランキングでも、トヨタはアウディと1ポイント差の115ポイントで首位につけている。

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