11月30日(土)に決勝レースが行われるWEC世界耐久選手権の第8戦バーレーンの暫定エントリーリストが公開された。今回のレースでも、前戦に引き続き4クラス合計28台がエントリーしている。
いよいよ今シーズンの最終戦を迎えるWEC。LMPクラスのマニュファクチャラーズタイトルはアウディが獲得しているほか、ドライバーズタイトルも2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが獲得しているものの、LMP2クラスやLM-GTEクラスの各タイトルがかかった一戦となっている。
LMP1クラスでは、2台のアウディR18 e-トロン・クワトロに加え、事前の情報通りトヨタはこのレースでも引き続き2台のトヨタTS030ハイブリッドをエントリー。レベリオン・レーシングのローラB12/60クーペ・トヨタも含めた計5台が名を連ねた。また、スーパーフォーミュラ最終戦と日程が重なっていたため上海戦は欠場となった中嶋一貴も、7号車トヨタのドライバーとして登録されている。
LMP2クラスも、前戦と同じく9台がエントリー。タイトル争いではOAKレーシングの35号車モーガン・ニッサンと24号車が上位2位に。3位のペコム・レーシング、4位のGドライブ・レーシングまでがタイトルの可能性を残している。
OAKレーシングの45号車には井原慶子がジャック・ニコレ/ジャン-マルク・メルリンとともに名を連ねているほか、31号車ロータスT128のドライバーとしてジェームス・ロシターがエントリー。デルタADRの25号車オレカ03・ニッサンとグリーブス・モータースポーツの41号車ザイテックZ11SN・ニッサンは今回の暫定リストではドライバーの名が記されていない。
LM-GTEクラスのマニュファクチャラーズ選手権では、首位のアストンマーチンがフェラーリに17.5ポイントの差をつけており、3位にポルシェが続いている。
またLM-GTEプロクラスのタイトル争いでは、アストンマーチン・レーシングがAFコルセに対し8.5ポイントのリード。同クラスの参戦台数も変わらず6台で、小林可夢偉もトニ・バイランダーとともに71号車フェラーリ458のドライバーとしてエントリーしている。また前戦に引き継きブルーノ・セナは99号車アストンマーチン・バンテージに。今回はポール・ダラ-ラナ/ペドロ・ラミーとともにエントリーしている。
LM-GTEアマクラスには8台がエントリー。8スター・モータースポーツはドライバーをひとり減らす形でビンセント・ポトリッツィオ/ルイ・アグアスのふたりでのエントリーに。またAMRの96号車は前戦から若干ドライバーラインナップを変更している。