前日、18.8秒差となっていたオジエとダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)による総合2位争いは、SS9でオジエにマシントラブルが出たことで激戦となった。

WRC第4戦ツール・ド・コルス セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)
WRC第4戦ツール・ド・コルス セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)

「アンチラグシステムかハンドブレーキのトラブルで、まったく(エンジン)パワーがなかった」というオジエは、SS9でトップと21.4秒差のステージ7位と失速。2.5秒差でソルドにポジションを明け渡してしまう。

 迎えた最終SS10、オジエはソルドを3.8秒上回る意地の走りをみせ、わずか1.3秒差でポジションを奪還。2戦連続の2位表彰台を獲得した。

WRC第4戦ツール・ド・コルス ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC第4戦ツール・ド・コルス ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 総合5番手で最終日に臨んだヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は、SS10で「クレイジーなアタック」と振り返る鬼気迫る走りで、ステージ優勝。クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)から総合4位の座を奪っている。

WRC第4戦ツール・ド・コルス ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC第4戦ツール・ド・コルス ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 また、このSS10はチャンピオンシップで有効なボーナスポイントを獲得できるパワーステージで、ラトバラは5ポイントの追加点を獲得した。

 競技初日にマシンから出火するアクシデントに見舞われたユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)は、SS9で痛恨のコースアウト。走行を再開できずリタイアとなった。

 WRC2では、シュコダのワークスドライバーを務めるアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビアR5)でクラス首位/総合7位を獲得する圧巻の強さをみせたほか、自ら立ち上げたチームからスポット参戦したステファン・サラザン(シュコダ・ファビアR5)がクラス2位/総合8位に入っている。

 2017年のWRC第5戦は4月27〜30日に行われるラリー・アルゼンチン。第3戦メキシコと同様、本格的なグラベル(未舗装路)イベントだ。

本日のレースクイーン

Queenaくいーな
2025年 / スーパー耐久
ルーキープリティ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円