経験豊富なワークスドライバーたちと遜色ないタイムを何度も記録してみせた当人は「この週末には満足していますが、さらにいい走りを見せたかったですし、ラリーが始まる前はもっといい結果を期待していました」と語った。

「ステージはとても楽しく、区間タイムでは何度か最速でしたが、いくつかの区間では少し慎重になりすぎてタイムを失ってしまいました」

「コンディションが安定している時は自信を持って走れましたが、雪が緩んでいたり、大きな轍があるところでは、ドライビングを改善する必要性を実感しました」

 解決すべき課題を理解している勝田は、彼自身が見据える目標を達成するためのモチベーションがさらに高まっていると付け加えた。

「表彰台に立ったり、優勝するためには、その部分に集中して取り組み、改善しなくてはなりません。まだまだ学ぶべきことは多くありますが、モチベーションは以前よりもさらに高まっています」

 2戦連続の6位入賞によってシリーズランキング7位につけている勝田/バリット組が迎える次のラウンドは、2021年シーズン第3戦クロアチアだ。首都ザグレブを中心に展開されるターマック(舗装路)ラリーは第2戦と同じくWRC初開催のイベントであり、勝田にとっても未知のラリーとなる。

2021年シーズンのWRCにトヨタ・ヤリスWRCでフル参戦している勝田貴元
2021年シーズンのWRCにトヨタ・ヤリスWRCでフル参戦している勝田貴元
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック

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