ドライバー出身のヤリ-マティは“ドライバーファースト”の想いに溢れたリーダーでした。チームの判断のすべてがドライバー視点でなされていたからこそドライバーみんなが笑顔でシーズンエンドを迎えているように思います。同時に、ヤリ-マティは“負け嫌い”です。きっと私と同じくらいかもしかしたら私以上かもしれません。要所要所で見せてくれた“負け嫌いな采配”がこのチームを強くしてくれたと思います。

ヤリ-マティが私を驚かせてくれたことはもうひとつありました。メンバーとの丁寧なコミュニケーションです。早朝のサービスパークでメンバーひとりひとりに“おはよう”を言ってまわるヤリ-マティを映像で見せてもらいました。そんなヤリ-マティがいたからフィンランド、エストニア、ドイツ、日本にまたがる総勢200名のメンバーの心がひとつになったと思います。目指していた“ドライバーファーストのチーム” “家庭的かつプロフェッショナルなチーム”を実現してくれて本当にありがとう。

そして、このチームは2017年からヤリスWRCを強くし続けてくれました。2017年、最初のラリーの時に私がみんなにお願いしたのは「シーズンの最後に走るヤリスが一番強いヤリスになるようにしよう」でした。ヤリスWRCは5年間で59戦の道を走り、勝てなかったラリーからも、勝てたラリーからも多くのことを学びました。チームは本当に最後のヤリスを最強にしてくれたと思います。そのことにも改めて感謝します。みんな、ありがとう!

来年からは新たなレギュレーションのクルマに変わります。その開発も佳境を迎えているとのこと、今年もみんなはクリスマス休暇を返上して準備を進めることになってしまうと思います。チームのみんなやご家族には苦労を掛けますが、引き続き、力を貸してもらえればと思います。来シーズンもファンの皆さまにエキサイティングな気持ちになってくれるようなクルマを準備していきましょう!

そして、一戦一戦を走りきってもっともっと強いヤリスをみんなでつくっていきましょう! ファンの皆さまもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの新たなクルマ、新たな戦いを楽しみにしていただければと思います。

引き続き応援よろしくお願いいたします!

モンツァ・サーキットのパドックエリア内に設けられたTOYOTA GAZOO Racing WRTのサービススペース
モンツァ・サーキットのパドックエリア内に設けられたTOYOTA GAZOO Racing WRTのサービススペース

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