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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.04.05 18:43
更新日: 2022.04.05 19:08

スバル 2022全日本ラリー第2戦唐津 ラリーレポート

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ラリー/WRC | スバル 2022全日本ラリー第2戦唐津 ラリーレポート

2022.04.02 - 全日本ラリー選手権 第2戦 ツール・ド・九州2022 in 唐津 Leg1

4番手、5番手からポジションアップを狙うSUBARU WRX STI

 4月2日(土)、2022年全日本ラリー選手権第2戦ツール・ド・九州2022 in 唐津は、競技初日を終えてSUBARU WRX STIの鎌田卓麻/松本優一がJN1クラス4番手につけています。また、僅差の5番手には新井敏弘/田中直哉がつけており、最終日での浮上を狙います。

■今季2戦目は変則日程のフルターマックラリー

 ツール・ド・九州2022 in 唐津は土曜日の午後からスタートし、サービスを挟まずに4SS、34.22kmを走行するスケジュール。天候は快晴に恵まれ、路面はドライコンディション。日中の温まった路面からスタートする分、タイヤマネージメントの難しさが加わり、ひと筋縄ではいかない戦いとなることが予想されます。

 多くの選手が大会最長、かつタイヤに厳しいSS1/3の『SANPOU(12.31km)』を勝負どころとして挙げるなか、ラリーは幕を開けました。

 SS1、SUBARU勢は鎌田がSS3番手タイム、新井がSS4番手タイムと順調なスタートを切ります。タイヤ4本でこの日を乗り切る作戦の鎌田は、SSが進むにつれてややペースを落とすものの、ライバルに食らいつくスピードを発揮。SS4までを走り切り、鎌田は首位のヘイキ・コバライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)に45秒差のJN1クラス4番手でこの日を終えました。

 前戦の新城ラリーから、このラリーに向けて車両のセットアップを曲がりやすい方向に変更した新井は、鎌田に0.5秒差のJN1クラス5番手でラリー初日を終えています。

 なお、僅差の上位争いが繰り広げられているJN3クラスでは、SUBARU BRZの久保凜太郎/丸山晃助(ZC6)がクラス4番手、竹内源樹/木村悟士(ZC8)がクラス5番手につけ、さらなる上位を目指して最終日に臨みます。

■鎌田卓麻「思ったとおりに走ることができています」

4番手から上位を目指す鎌田は、「厳しい戦いとなっていますが、そんななかでも手応えを感じています。クルマの感触も良いですし、思ったとおりに走ることができていますね。ただ、他のドライバーがスペアタイヤを2本搭載して、途中でタイヤを2本交換することを想定して出走しているところ、僕たちはスペアを1本のみ積んで、スタートの時から装着している4本のタイヤを前後ローテーションして走りました。今日の後半ステージでは少し厳しくなってしまいましたが、最終日はSUBARU WRX STIの良さを発揮できるセクションもあると思いますし、僕たちは新品タイヤを6本使うことができるので、状況を見ながら作戦を練りたいと思います」と、前向きなコメントを残しています。

 鎌田と僅差の5番手につけた新井は、「新城よりは足まわりのセットアップが良くなりましたが、ライバルも速いですね。今日はちょっとオーバーステアが強すぎた感じがしています。ロングコーナーが続くと、コーナーの出口でリヤが出てしまう傾向ですね。小さなコーナーであれば感触は良いのですが。最終日は初日とは道の性格が違うので、サービスでセットアップを変えてみて、もう少しタイムを出せるようにしたいと思っています」とコメントし、明日の挽回を狙います。

 競技最終日の3日(日)は、SS5~SS10の6SS、SS距離33.58kmで争われます。3SSを2度走行する構成で、初日と比べればハイスピードな性格をもつコース設定となります。逆転を目指して走るSUBARU勢にご注目ください。

久保凜太郎(左)と竹内源樹(右) 2022全日本ラリー第2戦唐津
久保凜太郎(左)と竹内源樹(右) 2022全日本ラリー第2戦唐津

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