3月19日、WRC世界ラリー選手権第3戦『ラリー・メキシコ』の競技最終日は、SS20からSS23の計4ステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝。39歳のベテランが今季2勝目を飾るとともに、自身7度目となるWRCメキシコ戦優勝を決めた。

 2023年シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントとして開催されたラリー・メキシコ。コロナ禍による中止を経て3年ぶりにWRCのカレンダーに復帰した同ラリーは、標高2000メートルを超え最高地点は2700メートル以上となる高地、日中は30℃前後まで上昇する気温、このふたつの要素が選手たちと、メキシコ初上陸となったラリー1カーにとって最大の試練となった。

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