第70回を数える2023年のサファリ・ラリー・ケニアは波乱の幕開けとなった。6月21日に行われたWRC世界ラリー選手権第7戦ケニアのシェイクダウンでは、ヒョンデのエサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)が駆動系トラブルで1走目にストップ。これに加えて同セッションを6番手で終えた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が3回目の走行で転倒し、マシンに大きなダメージを負うこととなった。
デイ1前日の水曜日に実施されたテストセッションでのロールについて、前戦に引き続き今大会もTOYOTA GAZOO Racing WRT(TGR-WRT)の4台目のマシンをドライブする勝田は「驚いた」と語った。