23歳の彼は2022年のWECルーキーテストにも参加し、AFコルセがオペレーションを担うオレカ07・ギブソンを試した。しかし、これまでのところWEC本戦出場の経験はない。
ボグスラフスキーは“最後のGTEチャンピオンカー”での走行後、「感覚としてはプロトタイプに近い」とコルベットC8.Rの印象を述べた。
「フェラーリやBMW、マクラーレン(のGT3)を見れば、すべてのGTカーは多かれ少なかれフォーミュラ(カー)に似た感覚だ。僕らのメルセデスは本当に古いし、このクルマで何年も走っているから、充分すぎるほどだよ」
ボグスラフスキーは前述のとおり、メルセデスAMGのファクトリードライバーであるジュール・グーノンと、今季限りでメルセデスAMGを離れると噂されているラファエル・マルチェッロとともにエンデュランス・カップのタイトルを獲得した。彼とマルチェッロはGTWCヨーロッパ“オーバーオール”のドライバーズタイトルも獲得し、スプリントカップランキングでも2位に入っている。
Sportscar365は、GMが新しいカスタマーレース時代により多くのクルマをサポートするためにドライバープールを増やそうとしているため、もうひとりの著名なメルセデスAMGファクトリーエースであり2022年のエンデュランス・カップ王者であるダニエル・ジュンカデラが、新型コルベットGT3のドライバーに検討されていることを理解している。
WECルーキテストに話を戻すと、今回コルベットC8.Rにはボグスラフスキーに加えてELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのレースでLMP3クラス優勝を果たしたアントワーヌ・ドゥキャンも乗り込み、バーレーンでのドライブを経験している。