アルピーヌが、BMWとランボルギーニと同じタイミングでWECにデビューさせる『A424』は、今週7日(水)にイギリスのエンストンにあるグランプリ・レース・ファクトリーで行われる同ブランドのF1新車発表の場で、レース仕様のカラーリングがお披露目される予定だ。
ラピエールは、ルノー/アルピーヌのハイブリッドF1パワートレインに関する幅広い知識が、WECへの取り組みにも役立つことを期待していると述べた。
「アルピーヌは、非常にハイレベルな両選手権に参戦している数少ないチームのひとつであり、もちろん、主にパワートレイン、ハイブリッドシステムと(内燃)エンジンの相乗効果を見つけようとしている」とラピエール。
「ヴィリー・シャティヨンのアルピーヌ・レーシングのチームは、ハイパーカー・プロジェクトにも熱心に取り組んでいる。アルピーヌ・レーシング内部の知識を活用して、このプロジェクトを可能な限り早く進めるよう努力しているんだ」
39歳のフランス人ドライバーは、アルピーヌのプライベートテスト・プログラムのこれまでの成果に満足感を示す一方、WECのハイパーカークラスの強豪を相手にする最初のシーズンでのA424への期待を控えめに見積もっている。
「我々は謙虚でなければならない」と語ったラピエール。
「確かに、最初の1年は簡単ではないだろう。僕たちが行ったほとんどのテストでは、僕たちだけしか走っていなかった」
「そこで自分たちのペースを知るのは難しいし、そもそもLMDh(規定のマシン/ポルシェ963、キャデラックVシリーズ.R)がまだレースで勝ったことがない。この点を考慮する必要がある」
「もちろん、中期的には競争力をつけたいし、優勝争いをしたいが、1年目は厳しいものになるだろう。競争のレベルが非常に高いことを知っているので最初のシーズンに特別な期待はしていない」
